あかぎれが痛い

お腹が痛い人のブログです。Techネタや旅行ネタ中心に書いてます。

父親になって2ヶ月が経ったのでコロナになったときのことを振り返る

こんにちは。

10月の下旬、父親になりました。

母子ともに健康で、予定通り出産の5日に退院となったのですが、退院日にコロナ発症してえらい目にあったので、その時のことを書き残しておこうかと。

発症の背景

出産立会の興奮覚めやらぬまま、おそらく買い出しやらなんやらをしていた時に運悪くコロナウィルスをもらってしまう。

1日目

妻と子の退院日。起床時点で既に喉の痛みがあったが、乾燥する時期なので、口開けて寝てたのかなー程度。 産婦人科に行く準備をして、一息ついていたタイミングに、やや熱っぽさを感じ、体温を測ったところ37.3度の微熱。 体が丈夫というわけでもなく、体重もBMI17~18を行ったり来たりしている身なので、体を動かすと割とすぐ熱がでる体質ということもあり、問題ないと判断してそのまま病院へ。

産婦人科の方も対策はしていて、出産立ち会い時以外は家族も面会NGなので、駐車場で妻が降りてくるのを待っていた。

洋服を着せてからうんちをしたようでオムツ交換が3回繰り返され、退院予定時間は1.5時間圧し。車で待っている間、どんどん喉が痛くなってきた。ひどい喉風邪を引いた時に感じるレベルの咽頭痛だったので、これはもしやがあるぞと判断。妻にはこの時点で体調が芳しくない旨をLINEで連絡。

病院から出てきた妻には子をチャイルドシートに収めるのに手こずって、出発も想定以上に時間がかかった。今考えると、チャイルドシートの使い方をちゃんと予習してた方がよかった。 妻も久々の再会ということで色々と病院であったことを話してくるが、コロナの可能性があるということで窓を全開にして、妻にも会話は控えてほしいとお願いする。

家に帰ってきた時には若干の気だるさが。熱を測ったがこの時も37.3℃。念の為寝室に即隔離した。

退院日ということで、自分の両親と妻の母が自宅に来ており、子と妻は双方の母に面倒見てもらう状態に。

自分の母からコロナの抗原検査キットを薬局から仕入れてもらい検査するも陰性。

寝室で昼食を食べたらある程度回復したので、リビングでマスク外した状態で普通に会食。

その後、咳が出るようになってきたので、改めてマスクをつけて自宅の寝室に隔離。

妻の母は長期間自宅で過ごしてくれるてはずだったので妻と子供のことは任せて寝る。20時ごろに目覚め、熱を測ったら38.9℃の発熱。

熱のせいなのか、晩御飯(カレーだった)を食べてもご飯の甘味と苦味しか感じず、これが味覚障害かと納得しつつもコロナ感染を強烈に疑い、翌日近所の内科を受診することにした。

深夜、強烈な悪寒を感じ熱を測ると39.3℃の発熱。バファリンを飲み、薬が効いてくると自然に寝た。

2日目

バファリンが切れ、相変わらずの強烈な悪寒と喉の痛みで起床。妻が起きていたのでバナナとバファリンを部屋の前に持ってきてもらい、マシになるのを待つ。 そうこうしてるうちに、近所の内科の診療時間になったので電話するも、一切電話に出ない。ホームページを見ると、電話が鳴りっぱなしで対応できないということで電話をとっていないようだった。宮城県のコロナ対策サイトでは電話で予約してから行くことが求められていたので、この病院では診てくれないと判断し、ちょっと遠いかかりつけの病院に連絡。こちらはすぐ連絡がついて、予約もできた。 そのことを妻と妻の母に伝えると、結果によらず、今すぐ自宅以外で療養して欲しいと強くお願いされる。コロナ対策センターにホテル療養について連絡したところ、陽性がわかってから部屋を確保するので、当日中に療養できるホテルの部屋が確保できるかはわからないということだったので、実家に打診。

打診したところ、そうなるだろうと思っていたようで、部屋を確保してもらっていた。

バファリンが効いているのを見計らって、かかりつけ院にキャンセル連絡し、車で小一時間走り実家へ。到着する時はバファリンも切れていて、へろへろ。よく事故しなかったと思う。

家に入る前に、近所の発熱外来をやっているクリニックに電話してアポ取り。午前の診療時間後に車で来てくれとのことで、病院に車で行く。

抗原検査の結果、陽性となる。

鼻水と喉の症状がつらかったので、その薬と解熱剤(カロナール)をもらう。 診察代と薬代は、完治後に支払いに来てくれとのことで、そのまま帰宅し、隔離部屋へ。

相変わらずの強烈な悪寒があり、この時点で38.9℃。カロナールをすぐに飲んで効果が出るのを待つ。部屋の暖房をマックスにして凌ぐが寒いものは寒い。

その間、親に色々買い出しに行ってもらう。

震えながら気絶するように寝て、起きたらカロナールが効いていて熱も38℃以下に下がっているが、8時間程度で効果は切れ悪寒から震え始める、を繰り返す。食欲が減退することはなかったが、割と強烈な吐き気もあった

3日目

2日目よりもカロナールが必要になる間隔が長くなり、まともな意識を取り戻し始める。 熱はおおよそ38.3〜38.9℃を行ったり来たりで、寝れなくならないように夕方にはカロナールを飲んだ。相変わらず食欲は正常だが下痢症状あり。味覚症状はすでに元に戻り、初日や2日目の味覚異常は発熱やカリウムのバランス崩れからだと思われる。

4日目

カロナールなしで38℃以下にコントロールできるようになり、復帰のことを考え始める。 下痢症状も続いているが、持病の潰瘍性大腸炎からくるものの感じではなく、水分補給とのバランス崩れと思われる。落ち着いていた喉の痛みが次第に強さをぶり返してきて、そんなに出なかった咳もたくさん出るようになり、やや胸痛もあった。この頃が一番喉が痛かった。

5日目

37℃を超えたり下回ったりを繰り返す。咳は落ち着き胸痛がきつい。 下痢症状は落ち着き始める。この頃からYouTubeを見る程度の元気は出てきた。

6日目

熱は37℃を超えることはなくなる。喉の痛みは相変わらずあるが、強さはマシになり、咳はほぼ出なくなる。 復帰に備えて筋トレを始める。会社に出産関係の手続きができていない旨を報告し、指示を仰ぐが、復帰してからでいいというありがたいお言葉をいただく。

7日目

熱はないので感覚としては元気。 やることがないので筋トレとYouTubeとアマプラを見る。喉の痛みは無くならない。コロナ前からあった後鼻漏が悪化。

8日目

厚生労働省ガイドライン的にはこの日をもって隔離の必要性はなくなる(回復から24時間経過)が、旧基準で隔離を継続する。

咽頭の諸症状(痰が絡む感じ、鼻水かみたいけど出てこない感じ、鼻声)以外は元気。 体重を測ったら、コロナ前57.1kgとすでにもやしなのが54.5kgまで減少。浅草から府中を通勤していた時の体重(54kg)を下回りそう。筋肉も減ってる感じがあるので、徐々に取り返すしかなさそうだが、子育てする体力が残されているのか不安になる。

会社から、年末調整の手続きだけは期限内にやってくれ(超えた場合は例外なく確定申告 & 乙欄適用になる)という厳しい連絡を受け、一時的に仙台の自宅に年末調整関係の書類を回収しに帰る。正直鬼畜かと思った。年末調整の担当窓口に事情を説明して、なんとか延期してもらえないかを交渉してくれた会社の育休担当の人事の方には感謝しかない。

9日目

咽頭の症状も落ち着いてくる。体重は53kgまで低下。無事に最低体重を更新。元気だが、食べているのに体重がどんどん減っていく恐怖は計り知れない。。発症から7日以降の外出制限はない(当たり前だが感染対策は必要)なので、着の身着のままで実家に来ており服がなく、ユニクロに買いに行く。体重と内臓の状況を考えて、丸亀製麺で釜揚げうどんを食べる。

10日目

具合が悪い感じは一切ないが、極度の体力低下を感じる(車でイオンに出かけただけで昼寝しないと耐えられない)。 体重はさらに減って52kg台に。今日もイオンにお出かけ。平日イオンはガラガラなので良い。家にいる間はWRCやらWEC(録画)を見て時間を潰す。 体重回復につとめるため、親に毎回のご飯の量を増やしてもらうようにお願いする。大食いではないので辛かったが、大食い系YouTuber(しのけんさん)を見ながらご飯を食べたら量が入ることに気づき、それ以降大食い動画を見ながらご飯を食べることにした。

11日目

病院に診断料を支払に行く。それ以外は家で筋トレしながらWRCを見ていた。 この辺から、落ち着いていた咳が再発する。現時点もたまに咳が出るが、喉が痛いわけではない。

体重は、大食い動画のおかげで58kgまで一気に回復。

12日目

仙台の自宅に帰る用意を始める。 滞在していた部屋と専用化していたトイレの掃除。ガイドラインとしては人体から離れたウィルスは72時間で感染力を失うため、部屋の掃除は換気と掃除機ぐらいで。 トイレについては体液が頻繁に付く為注意して清掃した上で、掃除の際に着てる服は処分する対応とした。

13日目

実家を出て自宅へ。長かった療養期間が終わり、乳幼児の子育てに合流。

厳格な隔離ガイドライン(旧基準)を適用した理由

www.mhlw.go.jp

義母の知り合いに内科医がおり、その方は現在も旧ガイドラインを適用しているということで、その話を聞いた妻と義母。その状態で実家に帰ることができなかった(家族の合意を得ることができなかった)というのが理由です。

一応、宮城県のコロナ対策センターと、実家のある山形県のコロナ対策センター双方に連絡して隔離の基準について確認したが、現時点では厚生労働省ガイドラインに従っていれば問題ない(症状寛解から24時間経過で隔離解除)という回答ではあったが、回答に詰まっているところもあり、その結果クラスター発生につながった事例もあるのだろうと深読みしてしまった。

新生児を持つ親がコロナになって感じた感想

コロナの赤ちゃんへの影響の情報が更新されていない

成人済みの人については、社会生活を優先する形で症状が消えたら社会復帰できるような形になっているが、子供、特に未就学児・新生児に関する情報があまりなく、正直何を頼って行動すればよかったのか、今でも疑問がある。

赤ちゃんを持つ家庭に対しての特別な支援というものは特にない

コロナ対策センターへ、自宅に新生児がいる旨を伝えていたが、特段、特別な対応があるということはなかった。基本的に、家庭内隔離で十分防げるという考えなのか、そんな余裕がないのか(他の都道府県では何かしらの対策があるのか)含めてよくわからなかった。

実家で隔離していた時に面倒を見てくれた実母の対応

基本的に、東京都のコロナ感染対策ハンドブックが一番役にたったということなので紹介しておく。

https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/corona_portal/shien/zitakuryouyouhandbook.files/zitakuryouyouhandbook0128.pdf

このおかげで、実家での家庭内感染は発生しなかった。 (しかし、1ヶ月後にどこかからコロナをもらってしまい、全員コロナになった模様。。これだけ対策してもかかる時はかかるという証左ということでこのエピソードも書いてます)

ひとまず、コロナのことだけ書いて5000字近くになったので、子育ての近況とかは別なエントリーにします。 それでは。