あかぎれが痛い

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ハッチバックからSUVへ乗り換え検討。売れ筋3車種をガチで比較した結果、乗り換えないことにした

こんにちは。

誠に残念ながら、子供が産まれた結果、CB650Rに乗る機会がほとんどなくなってしまったため、降りることにしました。

akagire.hatenablog.com

非常に悲しいですが、ちょうど人気車種になってきたタイミングだったようで、かなりいい額で売却することができて、多少、金銭的に余裕がある状態になりました。

そんな時に、嫁から「クロストレックかっこいいね」という声がかかったので、実際にスバルのディーラーにクロストレックを見に行って、想定していたよりも良かったこともあり、もし買うなら近い車種と比較しないと後悔すると思ったので、近い車種との比較検討がスタートしました。

今乗っている車

フォルクスワーゲンの Golf 7.5 TSI ハイライン マイスターです。

www.instagram.com

この前はオンボロのミラジーノに乗っていたんですが、頻繁にどっかこっかが壊れ、1ヶ月に1回は入院している状態で、最後の最後にエンジンブッシュが破損。車検も迫っていたこともあり、1ヶ月の短期決戦で乗り換える車を探し、レヴォーグと最後の最後まで悩んだ結果、運転支援技術(特にACC)の観点でゴルフになりました。すでにドイツではゴルフ8が発表されている時期だったので、リセールが悪いと言われる輸入車をフルモデルチェンジ直前に購入するのに迷いはあったのですが、最終型ということでヤバいところは壊れないだろうという希望的観測と、今の生活レベルであればなんとか輸入車も維持できそうだし、行ける時に乗ってみたいという観点で購入に踏み切りました。

輸入車は壊れやすいし壊れた時の修理代がバカ高いという話は子供の頃から聞いていたので、一定の覚悟はしていましたが、初回の車検を通した段階では、ヤバい故障は1件だけで、それも保証期間内なので無償修理でした。あとは事故でぶつけて…というのもあるのですが、その話はまた別の機会に。

ヤバい故障が新車の保証が切れる5年以降に発生すると維持できるかわからなかったので、ぼんやりと5年以内には乗り換えないとなーという思いでいたところで妻からの一声だったので、乗り換える気まんまんで比較を開始しました。

今回比較した車

1. スバル - クロストレック

www.subaru.jp

2. ホンダ - ヴェゼル

www.honda.co.jp

3. マツダ - CX-30

www.mazda.co.jp

4. (特別枠) フォルクスワーゲン - T-Roc

www.volkswagen.co.jp

比較した観点

1. [MUST] 後部座席の乗り降りのしやすさ

妻が子供を抱えて荷物を背負った状態で乗り降りする際に窮屈そうにしていたので、もう少し乗り降りが楽な車のほうがよいです。

2. [SHOULD] 降雪時の走破性

ウィンタースポーツをするのですが、何度か到達不可能なゲレンデがあったので、できれば四駆がよいです。

3. [WANT] 故障耐性

前述の通り、通常利用で壊れた箇所は1個で、保証期間だったので無償でしたが、保証が切れた状態だった場合は40万円近い負担になっていたので、これから同じような電装系の故障があると嫌だなぁという...。免許取り立ての時はモータースポーツもやってたので、消耗品の故障や維持費といった点についてはそこまで精神的に負荷ではないのですが、お店を変えても純正品に頼らざるを得ない電装系にお金がかかるのはリスクだな、といった点です。

試乗して感じた、良いところ・悪いところ

前提ですが、 T-Roc 以外は見積もり価格はほぼ横並びなので、予算的なところはどの車種も乗り出し400万円くらいになってます。下取りは加味してません。

1. クロストレック

良いところ
  • 四駆
  • 安全性能
  • Limited に標準装備のナビがボルボのような縦長ナビが嬉しい
  • 後部座席の乗り降りのしやすさ
  • アメ車っぽいフロントグリル

自分はさておき、妻も今後積極的に運転することを考えると、アイサイトの信頼性のある自動ブレーキシステムは非常に心強いです。また、スバルといえば4WD市販車の代表格なので、悪路走破性という観点では文句のつけどころがないといったところでしょう。

悪いところ
  • 内装が比較した車種の中では最も安っぽく感じる
  • ブレーキと足回りのふわふわ感
  • 発進時に前に進みたがる
  • 運転席の足元の空間が狭く感じた

いろんな自動車雑誌でも言われていますが、ブレーキの質感が非常によろしくないです。。ふわっふわです。これがハイブリッドシステムの回生ブレーキ制御の煮詰めが甘いのか、本来の意味でのSUV…悪路走破性を高めるために足回りをあえて柔らかくしているのか、標準装備のオールシーズンタイヤ由来なのかは分かりませんでした。これもハイブリッド由来だと思いますが、発進時に思ったより車が前に進むのが気になりました。交差点でステアリングを切りながらアクセルを踏んだ時はリアからのトラクションをゴリゴリに感じるので、ここは良し悪しです。

あとは、価格帯が横並びのなかで、唯一内装が非常に安っぽい。ルームランプは電球だし、シートヒーターのボタンも何年前の商用車ですか?と聞きたくなる...。

2. ヴェゼル

良いところ
  • ホンダらしからぬデザインの良さ
  • 内装の高級感
  • 足回りとステアリングフィールの上質さ
  • トランクの広さ
  • 後部座席の跳ね上げ機構

とにかく、欧州車の佇まいのデザイン性が非常に良いです。また、内装も質感が良い。ドライビングフィールも非常に気持ち良く、実家にいた時に乗っていた初代オデッセイを思い出しました。すごく良いです。使い勝手にもホンダらしいこだわりがあり、後部座席を跳ね上げできて、席再生も非常に良くて感動しました。

悪いところ
  • メーカーオプションのナビ
  • 納車までの時間
  • ディーラーの対応
  • リセールの急落懸念

まず、トヨタ車・ホンダ車を選ぶとなるとネックになるのは納車までの時間です。まぁ、これを懸念して、まだ車検が残ってるうちから次の車選びを始めているところがあるので、これはまだいいんですが、気になったのはディーラーの対応です。宮城県にはホンダ系列でも販売会社が二つあるのですが、片方はあからさまに「ヴェゼル欲しいんでしょ?今すぐサインしたら?」っていう扱いをされたのが気になり...それだけ売れてるということかもしれませんが、正直気持ちいいものではありませんでした。

あとは、今は納車1年待ちということですが、逆に言えばそれだけ市場に車両が溢れる可能性があること。そうなると、当然リセールは悪化することが懸念されます。

3. CX-30

良いところ
  • 群を抜いたデザイン性の良さ
  • 内装も同じ価格帯の中では驚くような質感の良さ
  • ディーラーの綺麗さや設備

スタイル・内装ともに「え、これが400万円で?」という高級感は素晴らしいです。ずっとマツダに乗り続ける人の気持ちがわかりました。。 今回の乗り換え基準に照らし合わせなかったら普通に乗り換えてたかもしれません。

悪いところ
  • 同じサイズ感の中では乗り降りがしにくかった
  • 左側の視認性の悪さ(車幅感覚は問題ない)
  • ステアリングフィールがスポーツカー

まず、乗り換える MUST 条件である「乗り降りのしやすさ」については最低で、ゴルフ以下でした。ドアの開口部が狭く、ルーフも低いため、意外と乗り降りがしんどいというのは意外でした。

また、ステアリングフィールが完全にスポーツカーで、タイヤの太さと圧倒的な接地感。直進安定性は非常に良いと思いますが、用途や年齢的に「そこは求めてないんだよなぁ...」という感じです。一人暮らしのアウトドアしたいマンだけど街乗りが多い、とかならいいかもしれません。

4. T-Roc

良いところ
  • VWらしいデザイン

いまゴルフに乗ってることもあり、なんの混乱もなく操作できる気はします。サイズ感も、ゴルフと同じ感覚で操れました。が、全幅はゴルフよりあるので、狭い道にはさらに到達しにくくなるかも。

悪いところ
  • 車格はゴルフと同じなのに後部座席は狭くなった
  • ラゲッジ容量も悪化

VWの車を乗っていたということもあり、ゴルフとの比較になってしまうのですが、背が高くなったゴルフという感覚。重心が高いので安定感もなく、目線が高いので運転はしやすいですが、死角も多く、自分の好きなドライビングフィールでもないので、あえて乗り換える理由が思い当たりませんでした。価格も他の3車種と比較すると50万円ほど高く、どういう層に刺さってるのかよくわからなかったです。広告に平野歩夢を起用しているあたりから察するに、〜30代のアクティブなウェイ層なのかも。残念ながらウェイ層ではないので、自分には刺さりませんでした、と述べるに留めます。

総評

乗り降りの容易性という最も重視したい点がT-RocやCX-30では改善しなかったため、泣く泣く候補から除外。

ヴェゼルは後部座席がフルフラットになるだけでなく跳ね上げ可能である点が非常に好印象だったものの、圧倒的人気車種のため納車まで1年かかることが引っ掛かってしまっています。下取り価格が現在の査定では引き取ってもらえないことが考えられるため、キャッシュフローを考えると不安があります。 となるとクロストレックに軍配があがるのですが、いかんせん堂価格帯の3車種の中で内装が一番安っぽいというのが残念ポイント。実際に今の価格相場を考えたら安いので当たり前なんですが、他のメーカーでちょっと(それこそ数百〜数千円)かければぐっと印象が良くなる要所要所にお金がかかってないなぁというのが残念ポイントです。具体的には、シートヒーターのボタンや室内灯といったところです。ステアリングの握り心地もCX-30やVEZELと比較するとステッチの引っ掛かりが気になりますし、ステアリングのボタンの質感も微妙。 ただしそれを差し置いて余りあるオフロードの走破性の良さを感じる足回りやトルク感があり、その点は好印象でした。一方、街乗りや高速道路を走る際にはその足回りの柔らかさがどう出るのかが若干不安、、、という表裏一体な感想ところもあります。

ということで、結論としては、どれも決め手にかけるため、今回は乗り換えないことにしました。

あと、自分も嫁もSUVがそこまで好きじゃなくて、ハッチバックステーションワゴンがいいよねという身も蓋も無い解にも辿りづいてしまい。。

ということで、ゴルフヴァリアントとレヴォーグの試乗もしたんですが、これもまたいますぐの乗り換えはしないことにしました。比較した内容それは別な機会に。

それではー