あかぎれが痛い

2019年に東京→仙台に移住した Web 系エンジニアが、私自身の趣味や生活について気づいたことを共有していく場所です。現在は子育てネタ中心に書いてます。旅行ネタは、子育て繁忙期が終わるまでお休みです。

未就学児が入院した際の付き添いルールと、アフターコロナになりきれない病院の面会受け入れ態勢の食い合わせの悪さについて

沖縄家族旅行の直前に熱を出した息子が、今年は体調を崩してしまい、入院した。幸い大事には至らず、すでに退院している。が、小さい子が入院となると、想像以上に大変なことになった。特に、コロナ対応が現在も実施されていることが困難の本質のように感じた。その時の経験を記しておく。

akagire.hatenablog.com

入院までの流れ

自分がルーティーンで息子と添い寝をしていた金曜日の深夜1時に、息子が異様な様子で目を覚ました。泣くわけでもなく、ただひたすら咳き込み、目をずっと開けたままである。検温すると38℃。子供の熱としては高くないが、様子がおかしい。

夜中のうちからかかりつけ医(といっても風邪を引いた時に使っている近所のクリニック)に予約を入れたものの、最速で空いていたのは17時。それまでは騙し騙し仕事をしながら様子を見ようと妻と相談して決めた。

ところが、11時に昼食を与えたら嘔吐。その後、何も飲まない食べない状態になった。これはマズいんじゃないかと判断し、まずは予約したクリニックに電話し、症状を説明し時間を変えられないか相談。だが、結果は予約が一杯なので変更はできない、急ぎであれば別なクリニックを探して欲しいと言われる。会社に離席の連絡をして、予約なしで行けるちょっと遠くにある別の病院に、診てもらえるか電話で確認したところ、午前の診察ギリギリなので、時間内に受付できれば診ることができるという返事をもらえたので、車で一走りして病院へ。

長時間待つことを覚悟していたが、受付時間ギリギリだったこともあってか、待合室には誰もおらず、連絡していたこともあってすぐに受診となった。

医師が聴診器で胸の音を聞いた瞬間「すぐに大きい病院へ」と伝えられる。多分入院になるから、とのことで、自宅から近い病院宛の紹介状を用意された(後々述べるが、これはかなりナイスなアシストだったと思う)。

大きい病院に着いたのは診察時間外だったが、連絡がいっているようで、救急扱いで受付後にすぐ受診となった。そして医師から予想通り、「入院してしっかり治しましょう」と言われ、入院が確定。その後、点滴の管を繋いだ息子を宥めながら書類への記入。それが済んだら、渡された入院の手引きを読んで、必要なものの準備を妻にLINEで連絡して依頼した。ここまで、子供の嘔吐から2時間足らず。

乳幼児入院が始まった

乳幼児の入院では、保護者の付き添いが求められる。病室に一人にさせたら寂しくてずっと泣いているだろうからそれは当たり前だろうし、息子の保険を選ぶ時に入院について調べた際に読んでいたので、それは覚悟していた。ただ、それはあくまでコロナ前の情報。コロナを経て、いろいろなことに気を遣うことになったため、付き添いは1人まで、面会は15分までという制限がついた。これが思いの外きびしい。

妻と私で交代で付き添うことになったが、荷物の受け渡しも一苦労となった。面会時間内に荷解きと翌日の段取りを決めようとしていると、看護師がやってきて「面会は15分以内でお願いしてまして…」とどちらかの退出を促されてしまった。

翌日からは日替わりで妻と交代。iCloudのリマインダーを駆使して必要物品をリストアップし、買い出しして病院に届けるという流れができた。ちなみに私は大型リリース直前という仕事のクリティカルタイミングだったので、病院の中でリモートワークをすることになった。

予想外に大変だったこと

付き添いベッドが硬すぎる

一晩中、子供の横で寝るための付き添い用ベッドがあまりにも硬い。でも調べてみると「あるだけマシ」という意見が多くて、これでも恵まれているらしい。ただ、持っているならキャンプとかで使う銀マットみたいなクッションを追加で敷くのを勧めたい。

付き添い交換と面会の微妙な線引き

荷物の受け渡しや着替えの交換で手間取っていると、あっという間に面会時間が終了する。ぐずる子どもを二人であやそうとしても、「もう時間です」と言われる厳しさがある。

子どもを一人にできない問題

2歳児を病室に一人にはできない。これが食事や排泄などの生命維持のための行動すら難しくする。私は結局病室で食べたが、ルール上はやってはダメだったみたいだ。食事の調達も、付き添い交換のタイミングで病院内のコンビニに行ってもらう必要があった。朝食も前日に買っておかないと手に入らないという罠である。

リモートワークの両面性

フルリモートで働いているので病室からでも仕事ができるのは助かった反面、大事な時はそれでも休めないという精神的プレッシャーがあった。メッセージが飛んでくれば返さずにはいられない状況だった。

病院WiFiの不安

干渉を避けるためだと思うが、病院のWiFiは5GHzのみ対応。なので、アクセスポイントはどこにあるかわからない(まあ大体ナースセンターだろうが)し、距離があるとそこそこ減衰して速度が出ない。今回、病室がナースセンターの目の前だったのでそこまで気にならなかったが、暗号化方式がWPA2 TKIPと少し古く、仕事のセキュリティポリシー的にアウトっぽいものだったので、これは自己判断で私物iPhoneテザリングを使った。

おそらく、WiFiが病院に飛んでるだけでありがたいような気はする。

ギリギリ助かった要素

今回は乗り切れたが、少し条件が違えば破滅していたかもしれないポイントがいくつかあった。

きょうだいがいたら詰む

小学生以下は面会禁止のルールである。もし上の子がいたら、誰が入院してる子供以外の面倒を見るのか問題が発生していたはず。多分、一度付き添いすると決めた親が退院まで無交代で担当することになる。

近場の病院で良かった

紹介される病院が家の近所じゃなかったり、車じゃないといけない場所だったら大変なことになっていた。妻は運転が苦手なので、バスの本数が少ない路線と駅からの距離の問題で相当苦労したはずだ。

フレックス&フルリモートの恩恵とトレードオフ

入院期間が1週間弱だったこともあり、フレックスタイム制で早退・遅刻の調整ができたのは救いだった。もし固定時間勤務だったら、翌月の給料に響く事態になっていただろう。そして何より、フルリモートじゃなかったら、私が担当していたプロジェクトは間違いなく破綻していたと思う(そもそも人もいない中だったんだからリスケ判断して欲しかった)。

アフターコロナと病院環境

世間はアフターコロナになりつつあるが、医療現場はまだまだコロナ体制が続いている。面会制限や付き添い制限は、私たち家族にとって想像以上の負担だった。

今回の経験から、子どもの入院に備えて考えておくべきことがたくさん見えてきた。特に働き方や家族のサポート体制は、いざという時に本当に重要だと痛感している。

高齢者との面会についてはマスコミも取り上げつつあるが、子どもについても取り上げて欲しい、あわよくば、そろそろこの体制の緩和も検討して欲しいと切に願いたい。

www.asahi.com

とりあえず、無事退院できて本当に良かった。

人力検索の未来

GROK3に人間が回答するwebサービスを聞いたら「はてな人力検索」が出てこなかった件 - orangestar2

このエントリを読んで、今日までの検索と質問の文化を振り返りつつ、人力検索の未来について考察してみる。

ググレカスの時代背景

2006年から2015年頃、2chは活気に満ち、まとめサイトもそのエコシステムとして栄えていた。この時代に生まれた「ググレカス」というミームは、自分で調べもせずに他者に答えを要求する人々への侮蔑を込めた言葉だ。これはWikipediaの削除記録から推測するに、2006年には既に存在していたと考える。

Wikipedia:削除された悪ふざけとナンセンス/ググレカス

ググり力の壁

ググレカスと言われてしまう人の中には、単に面倒で誰かに聞いた方が早いと考える人もいたが、本当に「ググるのが下手な人」も存在していた。つまり、「どのキーワードで検索すれば目的の答えに辿り着けるか見当がつかない」人だ。

この「ググり力」と呼ばれる能力は、ネット黎明期の重要なリテラシーだった。当時のGoogle検索では、関連する第一キーワードで調べた後、スペース区切りでさらに対象を絞り込んでいくという手法が必要だった。これはラテン語圏であれば自然言語として入力しても検索できるようになっている Google の仕様とされる。

しかし、第一キーワードの選択自体が不適切だと、どれだけ絞り込んでも欲しい結果は得られない。そんな時、人に自然言語で相談することが必要になる。特に当時はまだ発達していなかったIT関連の質問や、身近な人には聞きづらい・答えを持っていないであろう疑問は、インターネットに答えを求めることになった。

QAサイトの登場と人力検索の価値

このような背景から、Yahoo!知恵袋などのQAサイトが発展した。また、検索エンジンでは対応しきれない情報を人力で検索する試みも行われていた。音楽のイントロを空耳化したりオノマトペ化したりした文字列から曲名を特定する2chスレのように、人間ならではの感性や音象徴により答えを導くという価値があった。

現在では、ShazamやSoundHoundのような専門サービスが発達し、音楽検索の分野ではAIが進化している。しかし、2025年現在もYahoo!知恵袋では「この曲のタイトルを教えてください」という質問が時折見られ、それに応える人々がいることは驚きだ。

この曲のタイトルを教えてください。誰でも一度は聞いたことがあるような有名な曲だと思うのですが、歌詞がわかりません。チャンチャラチャ... - Yahoo!知恵袋

このため、人力検索の価値は、深刻なSEO汚染も発生させたが、特定のコンテキストにおける局所的な解を導く可能性が最も高いサービスとして、一定の地位に立つ。

一方、2010年に Google人力検索サービス「Aardvark」を買収するも、翌年2011年にサ終させていることからも、人力検索の限界が見えていた可能性はある(GoogleがAardvarkを買収した理由は定かではないし、サービスの価値がなかったから廃止されたのかビジネス的な旨みがなかったからやめたのかは知らない。とにかくGoogleはコミュニティサービスの運用は下手くそだ。広告出稿者のサービスの広告を出した方がお金になるからあえて潰して回っているという話もあるが)。

AI 検索時代の到来

Google も、数年前から、ラテン語圏以外(まぁ検索では日本語が英語でしかしたことがないので、ラテン語圏以外は日本語のことを指すのだけれど)であっても、自然言語でクエリしても、それなりに制度の高い結果が得られるようになってきていた。

そんな最中、LLMとChatGPTが登場。検索エンジンの価値は大きく毀損している。正直、今私自身も、検索はGoogleとPerplexityで半分半分。プログラミングやSDKのドキュメント調査に関しては Claude に聞いたり Copilot の補完をまったり、なんならClineに書かせたり…という状況になっている。今後のベストプラクティスはどうなるかはさておき、オープンな情報源の提示が必要ではあるが、より精度の高い応えを引くために常にGoogleを使ったり、それこそYahoo!知恵袋を使うということは、ますます減っていくと考えるのが順当だろう。

人力検索の未来像

そんな世の中の潮流にあって、人力検索が必ずしもなくなると私は思わない。今後、人力検索は3つの方向に収斂していくと見ている。

ひとつは、高いカリスマ性を持つ人間が問いに答えること自体に価値を見出す「AMA (Ask Me Anything )スタイル」(※これいつの間にか死後になったなぁ…)。これは既に著名人によるYouTube配信として行われている。投げ銭システムによって質問が読まれる仕組みは小さなビジネスとなり、同時に配信者の権威を高め、配信者の他商材への誘導に繋がっている。

ふたつめは、質問者・回答者ともに高い匿名性を保ちながら、内部事情を共有する形態だ。転職会議やオープンワークのような転職市場の内部情報共有サービス、招待制コミュニティなどがこれに該当する。情報操作のリスクはあるが、それでも転職のような情報の非対称性が高い行為において、一般人が気軽に取れうるデューデリとしてはとても有効な状態にある。

Yahoo!知恵袋のように誰でも閲覧できる場でのやり取りが今ではリスクとなり、閉じたコミュニティの価値が高まっている。こうした情報はCommon Crawlにも収集されないため、LLMの学習ソースにならず、特定の人間だけが利用できる知識となる。会社のSlackチャンネルもこの範疇に入るだろう。

最後は、AIが出力することを規制している情報を答えるというややアングラよりの形態。犯罪に利用される可能性があるもの、差別に繋がりかねないもの、過度に性的なものについて、AIはレスポンスを出力してくれない。Grandma exploit などの手法を使って無理やり出力させる手法とそれに対する防御手段は日夜開発されるが、イタチごっこだろう。

なので、人力検索サービスが生き残るとしたら、上記の3つのいずれかに収斂すると考えている。

はてな人力検索が、このいずれかの方向性に合致しているかと言われると、微妙なところ。ピボットすれは、今後も残っていく可能性はあるかもしれない。

人間が答えることの価値

じゃあ人間が人間から質問を受け取り、それに答えるという行為にはなんの意味があるだろう?

ビジネス界隈では「より高い価値のある人だけがコンサルとして生き残り、先鋭化し、それ以外は淘汰される」といった言説が蔓延るが、私はそうは思わない。質問された側のコンテキストから生成される答えにはなんらかの価値は必ず宿ると考える。

近頃の退職代行サービスの是非のように、ブラック企業で働いて酷い目に遭った人と、がむしゃらに働き会社を経営している人の、退職代行サービスに対する考え・視座は、揃っているように思えないそれぞれの自分の人生経験によって定義された「スキーマ」を通してしか物事を語れてはない。

AIは、その差を適切に埋められるんだろうか。AIを先鋭的に使うことで、新たなフィルターバブルの発生に繋がらないことを祈りたい。。

今年買って良かったもの2024

こんにちは。

今年買ったものを振り返ると、去年と違って自己投資的なものも増えてきており、子育て一辺倒な状態からは脱却しつつあるのかな、という印象です。

ちなみに、去年の買って良かったものはこちらです。

akagire.hatenablog.com

それでは早速、一つずつ紹介していききます。

Apple Watch 10

www.apple.com

Apple Watch SE からの乗り換えです。

SEの不満だったバッテリーの持ちの悪さ、充電速度の遅さが解消されただけでなく、計測される情報も増え、ヘルスケアアプリを見るのが面白くなりました。

特に興味深かったのは、12月頭に食中毒で寝込んでしまったのですが、体調悪化の前日から、バイタルに異常がみられていたことがしっかりとデータとして出た点です。

一方で、時計としてどうなのかというのは SE の頃から懐疑的なので、もしかしたら、Fitbitのようなバイオロギングデバイスに乗り換えることも、検討してみたいなと思います。

Kindle Paperwhite (2024 32GB)

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ずっと本は紙派で、漫画だけは増えていく一方なので敬遠したいが読み返したいので手放したくもないという考えからKindleで買っていたのですが、積読も増えてきていよいよ本棚に空きがなくなったため、ブラックフライデーのタイミングで初 Kindle を購入。

もともと漫画中心なライブラリなので、16GB ではなく 32GB を選択しました。

子供の寝かしつけの横で読めるかなぁと思っていたのですが、それは思い通りにはならず。。。とはいえ、ハイライトを見返すことができるメリットは本にはない良さですね。読書メモを取れるように、 Kindle のハイライト・メモを Notion に転送するツールとかを作って運用してみたいです。

観葉植物

実は今年一番買ったのは観葉植物でして…いま書斎の横が室内観葉のマンションになってます。

ハマったきっかけとしては、マンションを買った時に不動産屋さんから頂いたドラセナが枯れてしまいそうになったのを、取り木(挿し木。。さらに言えば水差しして発根後、土に移植)して復活させたのですが、その際にいろんな植物情報を調べたため、植欲が増進し、買い集めてしまいました。

今育てているのは、以下の植物です。

  • アロイド系
    • ポトス(エンジョイ)
    • フィロデンドロン・バーキン
  • エアプランツ系
    • コットンキャンディ
    • ハリシー
    • ウスネオイデス
    • カプトメデューサ
  • 多肉系
  • 灌木系
    • パキラ
    • ドラセナ・コンパクタ
    • コーヒーの木
    • オペルクリカリア・パキプス(根差しをメルカリで購入したものなので、実はデカリーの可能性もあり)
  • シダ系
    • ビカクシダ・ネザーランド

自宅の環境に合っているもの、そうでもないものがあるので、もうしばらく様子を見ようと思います。

Raspberry Pi 4

www.raspberrypi.com

今年の頭に書いた、今年やりたいこと2024 のなかに、ADS-Bレシーバーの設置、があったのですが、無事行うことができました。

akagire.hatenablog.com

おしむらくは、これ一回設置しちゃうとあまりやることがなく、ただ通電してあって Flightradar24 のビジネスプランが無料で使うことができる、みたいな感じです。。

ADS-Bアンテナ沼にもハマりかけたのですが、結局レシーバーについてきた単純なアンテナが一番受信感度が良かったので、これも落ち着きました。

JRE バンク開設

www.jrebank.jp

これは買ったものではないですが、株主優待でしかもらえなかった4割引券券がもらえるという魅力に惹きつけられて開設。実は株主優待も狙って株も単元未満でちまちま購入していたのですが、株の分割があり、100株保有に。同時に株主優待も100株以上から300株以上保有が対象になったため、先長いなぁと思っていたタイミングだったので、思い切って株は売ってしまい、JREバンクをメインバンクにすることで年に最大10枚の4割引券をもらう方に振り切りました。

おまけ:今年でやめたもの

1. Alfred Camera 課金

これまでは子供は子供部屋に寝ていたのですが、夏頃から添い寝を要求するようになり、リビングで妻と日替わりで添い寝することに。さらに、そもそも監視しないと不安な月齢でもなくなったので、課金は終了しました。ただ、良いプロダクトだとは思いますし、無料でも画質は悪いですが使えないことはないので、今後も1泊旅行などの際はペットカメラとして利用する予定です。

2. Twitter

前回のエントリで記載した通り、Twitterアカウントが一時凍結されまして、すっかりモチベを失ってしまいました。

akagire.hatenablog.com

現在はもっぱら Mixi2 に雑な内容を、Blueskyに技術系の内容を、写真については instagram か Threads に投稿する感じで運用してます。アカウントは、ここには載せないでおきます。どうしても知りたい方は何らかの方法でご連絡ください。

(Blueskyのアカウントは消したって話を前回のエントリでしましたが、このタイミングで復活させました。。)

まとめ

冒頭でも述べた通り、去年と比較すると、自己投資感があるものが多く、去年よりは満足感が高いです。とはいえまだまだ子育ては大変で、今は、いかに自分の労力を金で買えるようにするか、という頭の使い方を継続させる必要があると感じています。

年齢からか、物欲はだいぶおさまりつつあるのですが、さて来年はどんなものを買うのか、今から楽しみです。

Twitterアカウントが利用制限された時の対処法と今後のSNSとの向き合い方について

事前に知っておかないと詰むので、注意喚起を込めて。

TL;DR

  • Like や Re-post の頻度が投稿の頻度を上回る状態が続いている場合や、通常と異なる回線からアクセスすると不審なアクティビティとしてマークされ、アカウントが利用制限される
  • 人間判定のために利用される Arkose を PC の Google Chrome で利用すると、正しい回答をしてもバグのため利用制限が解除されない
  • Arkose は3回までチャレンジできるが、上限に到達すると再チャレンジできるようになるまで48時間経過する必要がある(と思われる)
  • 利用制限された場合は Arkose を iPhoneAndroid の標準ブラウザ、PC であれば Google Chrome 以外のブラウザでチャレンジする

事の経緯

昨今のわたしの私生活の状態を知っている人は本当に身近な親族や仕事を一緒にしている人に限られるので、まず前提条件を書いておく。

仕事では複数プロジェクトの技術的な部分を私1名体制で見ているため、日中はTwitterを見る暇はない。

また、2歳の子育て中であり、夕方以降はプライベートも忙しく、Twitterを見る時間はあっても書くような暇はない。

本当に、トイレ中や就寝前、就寝直後みたいなタイミングでしかTwitterは見れない。その見る時間の殆どを「おすすめ」タブに出てくるポストばかりを見ている。

つまり、自分にとってここ1年のTwitterは情報発信ツールという側面より、情報収集ツールとしてのみ利用しており、参考になる投稿に対してLikeやre-postばかりしているような使い方をしており、参加した勉強会の賑やかしといった実況行為でのみTwitterへ投稿している状況が続いていた。

突然の利用制限

輪をかけて、利用制限を食らったタイミングは実家に帰省し、実家のWiFiに接続してPCで作業をしていたタイミングであり、通常と異なる回線からのアクセスといった行為も「不審なアクティビティ」として判定された可能性があるが、ともかく、私はTwitterから締め出された。

人間判定 “Arkose” にチャレンジ

bot ではないことを証明するためのサービスとして、Google の reCAPTCHA 等があるが Twitterは Arkose というものが利用されている。

どのような内容なのかは、こちらのブログで紹介されているので見てほしい。

【X(旧Twitter)】アカウントがロックされた!解除方法、Arkoseチャレンジとは? - いーさんの備忘録

内容としては簡単なので、すぐに回答できた。のだが、問題が、「技術的な問題が発生したため、リクエストを完了できませんでした。」というメッセージが表示され、ロックが解除されない。

おかしいなぁと何度も繰り返した結果、「試行回数の上限に達しました。しばらくしてからもう一度お試しください。」と表示され、Arkoseチャレンジ自体が行えなくなってしまった。

PC の Google Chrome では正常に解除できない

調べてみると、 Arkose の結果を Twitter 側が正常に処理できない不具合が放置されてあるようだった。

急にTwitterをしようとしたらアカウントがロックされたとかいってArkoseチャレンジというやつをやらされたのだけど、 -... - Yahoo!知恵袋

少なくとも PC(私の場合はMacだが)の Google Chrome でこの事象が発生した。

事象が発覚してからこの知恵袋にもたどり着いたので、試すにも時間を開ける必要がでてしまった。

再チャレンジまでの時間

既存の情報だと、24 時間間を空ければ再度 Arkose チャレンジができるようになる、とあったが、私の場合は 48 時間開ける必要があった。

上記のブラウザ依存のトラブルがあるため、再チャレンジは iOS Safari で実施した。その結果、Chrome で発生した問題は再発せず、正常に人間と判断され、利用制限は解除された。

フォロワー0人問題

無事ロックが解除されると、フォロー数もフォロワー数も0になっていることに気づく。 が、タイムラインは正常に表示されている。おかしいなと思われるかもしれないが、これについてはちょっとググると出てくる通り、これは時間が経つと元に戻るので放置していたらもとに戻った。

「仮ラベル」としてマークされる問題

これもググると出てくる通り。

Xでは、透明性を重視しています。そのため、ご利用のアカウントがスパムを含んでいるか、
その他の種類のプラットフォーム操作に関与している可能性があることがわかったことを
お知らせしています。情報を人為的に拡散または隠蔽したり、Xのユーザー体験や、Xによる
プラットフォーム操作の防止策を操作または侵害する行為に関与したりする意図で、Xの
サービスを利用することは禁じられています。

まぁ何らかのTwitterの使い方がこのスパム判定に引っかかってしまったらしい。

私のアカウントにはどのような影響がありますか?
トレンド、返信、おすすめの通知から除外されるなど、ご利用のアカウントの表示範囲が限定されたり、
そのコンテンツが一時的に制限されたりすることがあります。ご利用のアカウントに対する一時的な
影響についての詳細はこちらをご覧ください。自動化システムは間違えることがあるため、Xでは
システムの改善に取り組んでいます。

ということで、現在はシャドーBAN状態になっているようだ。

今後のSNSとの向き合い方

個人的には、今後のSNSの使い方と向き合う事件だった。具体的には、これまで自分はTwitterを「書く」サービスとして使っていたが、ある時から「見る」サービスに置き換わってしまっていた。そして、そのユースケースTwitterは認めていないスタンスを取っているということだ。

かならずしもROM専としてTwitterを使うことが拒否されているわけではないだろうが、今後ますます「見る」サービスとして使うにはいささか問題が起こるということになる。

検索性についてもインプレゾンビの爆発的増加に伴い、使い勝手は非常に悪くなっているため、リアルタイム性の有る情報の収拾ツールとしてはもはや機能していない(トレンドだけを見るなら現状でも利用できるのだが)。

だからといって、Bluesky や Threads といった ActivityPub サービスの利用については投稿の削除が難しく、ホワイト社会到来の観点からは、価値観が危うい投稿はTwitter以上に危険なため、ますますありきたりなことしか発言できず、むしろ価値観の変化に弱く、Twitter以上に使いにくい。

とはいえ、 Threads は instagram アカウントが必要になるため、キラキラしたものを見せたいという文化圏から派生したサービス。 instagram の延長にあるサービスとして使うなら問題ない、というか、そういう使い方が推奨されると考える。

Blueskyは、私が使っていたときにはいかんせんユーザーが少なすぎた上、わけあってアカウントも削除してしまった。

私のように、「見る」ことに特化したユースケースを考えると、現状、YouTubeだけになってしまった。もしかしたら、TikTokもいいかもしれない。

では、いざなにかアウトプットしたいときは何を使えばいいか考えてしまうが、現状だと、やはりTwitterかブログになるのではないだろうか。

ホワイト社会が到来したが、幸いなことに、マクロで見たネットリテラシーは向上しており、局部の切り取りが問題になることはだいぶ減ってきた(火種になることはあるが)。であれば、短文で思いをしたためる(あるいは短文のみimp)にはリスクしかなく、その結論に至った背景情報がないと、正しく判定できず、その結論のみが評価対象になってしまう。これは私の指向性と相見えない。

実際、過去、当時バズっていたネットニュースを読み、その感想として「自殺をほのめかすだけのやつはかまってちゃんだ」といった、過去の自分を振り返って近視眼的な内容をTwitterで書いた。その結果、フォロワーの中に、ちょうど自殺をほのめかしていたユーザーがおり、その人から「そうだよね」というリプが届き、実際に、未遂してしまった。

私は、その人の投稿を見ていなかった。が、相互フォローだったその人からしたら、自分に向けられたと思い込み、事に至ってしまった。その人に直接聞いたわけではないが、私の投稿が何らかの影響を与えてしまったことは想像に難くなく、私の中でSNSとの向き合い方を見直さざるをえなかった体験をしている。それを認めてしまうことも、若い時分にはできず、その人には未だに謝罪はできていない(し、直後にフォローを外されていたし、今では名前も覚えていない。申し訳ないことをしたとこの場を借りて謝罪する)。

上記のエピソードのように、そもそも「ゆるくつながるSNS」はつながればつながるほど、リスクが増えていき、家族を持った今、失うもののリスクも大きいため、自分にはもう「何も書けない」場所になっている。

さしずめ、天気や季節のことくらいしか安心して書くことはもうできない。それをおして、何かを発信したいという意欲は、枯渇してしまった。これは子育て中でインプットがそもそも少なくアウトプットするものがないという問題もあるが。いずれ子育ては終わるので、そのときがまた来るかもしれない。それまで、今見をおいているコミュニティでの活動についてのみ、注力しようと思う。

なので、Twitterを見て「なんも書いてないな」と思っても、私はTwitterを「見ている」し、生きている。LINEやFacebook メッセンジャーで連絡を貰えれば、ちゃんと返信もする。ただし、あなた達が思っているほど今の自分はもう面白くないと思う。前から面白かったわけではないけど。

初めての親子旅行を前日キャンセルしたがほぼ全額返金された話

3ヶ月前から予約していた沖縄旅行を子供の体調不良により出発の前日にキャンセルした。

これで発生した費用は1100円のみだったのでその顛末をメモっておく。

旅行で発生する見込みだった費用

いずれも概算。

項目 金額 備考
航空券 8万円 2名分往復(※セール料金)
宿泊費 5万円 2名×2泊分(キャンセル保険加入)
レンタカー 1.5万円 2日分(チャイルドシート含)
空港駐車場 0.4万円 仙台空港の3日分
ペットホテル 1.2万円 5日分(営業時間と定休日を考慮)
滞在費 - 検討対象外

ペットホテルについては、飼っているうさぎをホテルに預けたために発生した費用。

非常に重要なのは、HISやJTBといった旅行代理店は利用せず、すべて自家手配で行ったこと。詳細は後述する。

キャンセルで帰ってきた費用

項目 金額 備考
航空券 8万円 全額(手数料なし)
宿泊費 5万円 全額(保険適用)
レンタカー 1.4万円 手数料1100円のみ発生
空港駐車場 0.4万円 前日までキャンセル費用なし
ペットホテル 0.9万円 差額返金(1泊のみ請求)

ペットホテルについては実際に1泊預かっていただいており、不泊分は全額返金されているため、キャンセル料には含めていないが、表には掲載した。

よって、差額として発生した費用はレンタカーキャンセルで発生した手数料 1100 円のみとなる。ちなみに、タイムズのレンタカーだった。

ちなみに、この払い戻しのために別途幾らかの費用は発生しているので、本当に1100円だけで済んだわけではない。詳細は後述した。

どうやってキャンセルしたか

航空券とホテル以外

前日までのキャンセルが無料(レンタカーだけは事務手数料1100円が請求される)ということを把握した上で予約を行なったため、前日に子供を小児科に連れて行き、旅行はキャンセルせざるを得ないということが発覚した時点ですべてキャンセルした。

ホテル

未就学児を連れていくという上では急なキャンセルがあり得るという前提で、ホテルにはキャンセル保険を使った。ホテルの予約は楽天トラベルで行ったので、楽天トラベルが代理店になっているキャンセル保険の Mysurance を利用していた。

hoken.rakuten.co.jp

楽天トラベルが代理店になっているとはいっても、楽天トラベルのシステムからシームレスに接続されているわけではないので、Mysuarance のサービスサイトへ遷移して申し込みを行う必要があったのが面倒ではあったが、そこまで大変ではなかった。また、保険の請求も特に迷う点はなく、問題なかった。

航空券

これが一番厄介だったので深掘りしておく。

まず、今回の航空券は ANA のタイムセールで確保した航空券であり、通常であれば出発の55日以内では払い戻しは不可(キャンセルはできるが返金はない)になる。

ただし、これには例外があり、本人や同行者が病気や怪我により搭乗予定の便に乗れなくなったことを証明する医師の診断書があれば、全額払い戻しにできる制度がある。

https://ana-support.my.site.com/jajp/s/article/answers3530jaana-support.my.site.com

この制度には非常に厄介な制約がある。それが、予約システムからの対応ができず、ANAの電話窓口からの対応か、空港のカウンターで相談する必要がある点。

ひとまず病院の先生に事情を話し、3000円で診断書を発行してもらった。

そのうえで、ANAに電話しようと思ったが、そもそもANAの電話窓口を探すのがめちゃくちゃ難儀した。検索してもこのページに行き着くが、電話番号が掲載されていない鬼仕様だった。

www.ana.co.jp

三者のアフィサイトにはそれらしい電話番号が掲載されていたが、以前似た手口で電力会社を装った取次業者につながったことがあり、公式サイトや信ぴょう性のあるサイト以外では電話番号は参照しないようにしているためその情報は利用しなかった。

結果、上記ページにアクセスすると表示されるチャットボットに「問題が解決しないから相談窓口の電話番号を教えて」と伝えたところ、すんなりと番号を教えてもらえた。

そこには悪名高いナビダイアルと、03から始まるの2つの番号が提示され、どちらにもかけたが、ナビダイアルは、つながるものの20分保留にしていてもオペレーターにつながる気配はなく、東京の番号にかけたらそもそも話中になりつながりもしなかった。

これではらちが開かないため、熱を出して泣いている子供を嫁に託し、診断書を握りしめて仙台空港までひとっ走りすることにした。この時すでに19時15分。仙台空港ANA便の最終が20:25の名古屋行きなので、おそらく20時にはカウンターは閉まるだろうと読み、高速道路を使ってなんとか19:40に空港に到着。片道740円をNEXCO東日本に支払う。

空港にあるタイムズの時間貸し駐車場に車を止めて搭乗カウンターへひとっ走り。仙台空港は2回しか利用したことがないので慣れていないこともあり、搭乗口ではなく到着口に突入したため道に迷い、サービスカウンターのお姉さんにANAのカウンターまでの道を聞いたところ「あと10分で閉まるので急いでください」という助言をいただく。やはりカウンターは20時で閉まるようだった。

なんとかANAのカウンターに着いたのが50分。事情を伝え、キャンセルしたい旨と、傷病特例を利用したく診断書がある旨を伝えたところ、クレカへ全額返金の手続きを行なっていただき、返金となった。

今考えれば、傷病特例は飛行機の搭乗手続き終了前まで可能ということなので、翌日の昼まで(仙台→那覇便は1日1便のみで、11:55発)にやればよかったと冷静になった今は思う。。ただしこれも経験していないとそういう判断は難しかったと思う。

駐車場まで歩いていたら、前にうちの子供よりも断然小さい子供を抱いた家族が歩いており、旅行の思い出を楽しげに語っているのを見て、その家族に罪はないが、ちょっと涙ぐんでしまった。

【2025/2/17 更新】 Web フォームからの対応が可能になってた!

上記を読み返していたら、ヘルプページへのリンクが切れていたので、新しい URL を貼り直そうとググってみたところ、なんと条件を満たす場合は Web フォームからの手続きが可能になっていました!これは全日空さまの神対応ですね!

https://ana-support.my.site.com/jajp/s/article/answers000022678ja

旅行商品ならどうだったか

ちょっと疑問に思ったのが、今回はほぼ全額返金にすることができたが、パッケージツアーや団体旅行だった場合はどうだったのかも予後のために調べてみた。

HIS の場合

HIS に限らず、そもそもパッケージツアーの場合は決済してしまうと出発14日前のキャンセルであっても事務手数料などが発生し、それを差し引いた金額が返金になる。

そしてHISの場合、航空券のキャンセルポリシーは自家手配と同じになっている。

www.his-j.com

が、HISの場合は、同様のシチュエーションであれば、キャンセル料が発生しない可能性が示唆されていた。

www.his-j.com

正直これなら自家手配の方がよい。

JTB の場合

HIS よりも良心的で、前日キャンセルであっても 50% のキャンセル料になるようだった。

www.jtb.co.jp

ただし、病気によるキャンセルに関する特例は調べることができなかった。

まとめると

旅行代理店を使う場合は、キャンセル保険を払った方がいいかもしれない。ただし、HISのキャンセル保険は最大でも70% の返金なので注意が必要。

個人的な見解を述べると、国内旅行の手配なら代理店を利用しない方が柔軟かつやり取りもダイレクトにできるので、手続きそのものも旅行の一部として楽しめる属性であれば、あえて代理店を選ぶメリットはないと感じた。

総括

実は自分自身も旅行の1週間前にひどい風邪をひいてしまい、これを書いている現在も万全の体調ではなかったので、色んな意味で、今回はキャンセルになってよかったと今は思っている。子供の熱も下がり、嫁と元気に散歩に出かけた合間に、このエントリを書くこともできた。よく考えれば、こういうアウトプットの時間も長らく取れていなかった。

旅行の予定を入れたことが、もしかしたら精神的に追い詰めていたかもしれない、と今は感じる。

そして、今後の教訓としては、小さい子供を連れての旅行は、予定を柔軟に変更できる宿泊先・交通機関を利用するのがよく、自家用車で行ける目的地を選んでおくのが、なんだかんだ精神的にも金銭的にも良いというのが今回の知見となった。

正直、今回はうさぎに無用なペットホテル利用を強いてしまったという点で申し訳なさが半端ない。うさぎも7歳と高齢なので、今回の旅行が最初で最後のホテル利用だろうと思っていた。幸い、ホテルでも元気に過ごすことができていたようではあったが、当分は家族旅行は一泊二日までの近場で済ませる必要がありそうだ。

今年やりたいこと2024

買って良かったものはまとめてたけど、そういえばやりたいことってまとめてなかったなぁと思ったので。

1. 県外へ旅行

会社の出張のついででもいいので県外旅行したい。

割とこれまでは出張を繋いで泊まりがけの旅行をしていたが、ここ最近はもっぱら、日帰りになっている。嫁からは泊まってきてもいいと言われても、じゃあ毎朝やってる保育園の送り迎えを嫁にやらせられたら、と考えると、なかなか踏ん切りがつかない。妻の運転スキルは、車が廃車になるだけならいいが、親子共に死んでしまうのではないかという思いが頭をよぎるレベルなので、そうなると金曜日が出張に重なった時とか、覚悟を決めて前々からホテルに予約を取っておくとかになる。

が、それも難しい。半年間子供を保育園に通わせてわかったことは、全く病気をもらってこないタイミングなどないということがわかった。となると、ドタキャンがOKなところに限定される。そんな都合のよい宿泊先はなかなかないので、やはり難しい。

本気で行くなら、嫁に平日どこか休んでもらって保育園もなしにした上で、自分だけどこかへ旅行するという選択肢になるのだが、字面だけ見るとなるほどなかなかのクズ親である。

2. 体重 60kg を超える

なかなか太れないのがここ10年来の悩み。社会人1年生の時は 64kg くらいあった。新卒で入社した会社で体を壊して以来、54~57kg を行ったり来たり。体壊したことと関係があるが、ホエイ系のプロテインを試してもお腹を下してしまう体質なので、チート的な手法は使えない。そもそも、食べる量が少ないが、無理して食べるとやっぱりお腹を下してしまって一向に体が大きくならない。仙台に引っ越してきた直後は、ラッシュ通勤に対する疲弊からくるメンタル的な問題が改善された(てか仙台への引越しが決まるまでの数年間はずっとお腹の心配ばかりしていた典型的なIBSだった)ので一時期 58kg ぐらいまで増えたが、60kg を超えるまで至らず。

3. 軽く登山を再開する

2 ともかぶるのだが、登山のようなハードな運動からの高タンパクな食事が一番太れていたと痛感。こんなもやしでも、登山後は体重が2~3kg 落ちるので、その分の超回復で筋肉が大きくなる効果は絶大っぽい。脂肪を貯めることができないのであれば、筋肉で大きくなるしかない。

今は子供が小さいので、1日家を空けることに対する心理的ハードルと、遭難時のリスクが自分の中にあるリスク許容度判定を超えているためお休みしていたが、ピークまで片道1時間くらいの軽い山行なら低リスクだし、外部要因で自分のやりたいことを押さえ込む状況はやめた方が、体調的にもメンタル的にも有効な気がしてきた。

4. カメラ活動も再開する

これは 3 に同じ。日々の活動圏内であればすぐにでも再開できる気もするが、子連れだと難しい気もする。が、歩くことを覚えた子供と一緒にカメラ活動する方が危険な気もするので、ベビーカーに入っててもらうことが定常位の今の方がむしろ動きやすいか。

5. 知り合いを増やす

ここ数年間、自分の素を曝け出せる相手はどんどん減ってきた。曝け出せる相手は減っているわけではなく、そういう人と話す機会が減って、自分の気持ちにある程度蓋をしないといけない人と話すことが増えた、というのが正しい。仙台に引っ越してきたことで、SNSを見る頻度は増えると思っていたが、むしろ減っている。SNS自体が劣化しているかもしれないが、それよりも、自分が、SNSのノリについていけなくなっている。ツイッタラーの総ひろゆき化とでも言えばいいのだろうか。正直見るに耐えない。ここ最近はもっぱら、Youtuberのイズムに触れたり、そのイズムに共感しているその場限りのコメ欄での関係性作りばかりになって、余計、自分の価値観に相容れない人とのコミュニケーションがしんどくなってきている。これはある種のコンフォートゾーンに入ってしまった状況かもしれない。

ということで、なんでもいいので、一人ではできないなにか(対戦相手がいるゲームやスポーツとか)をやるためのコミュニティに身を置いてもいいかもしれない。エンジニア界隈の勉強会でもいいが、仙台は良くも悪くも同じ顔ぶれなので、新しい空気に触れるという課題感は解消できない(新しい技術に触れられるという知的好奇心は満たされるので、こちらも同様に参加はしていきたいが。。。)

6. ADS-B レシーバの設置

東京に住んでいるときからやりたかったことで、ダラダラと今まで来てしまったのですが、Raspberry pi をおもちゃにしてなにかやりたい欲は今もあるので、家でできることでもあり、いい加減着手しようと思います。

感想

てか、書いてて思ったが、俯瞰してこれらのやりたいことを見ると、子供がいることが自分のやりたいことを阻害しているように見えてしまった。あと数年も辛抱すれば、子供と一緒にできることばかりだと思うので、自分の中ではそこまでネガティブには思っていないのだが。

今年買って良かったもの2023

こんにちは。

今年買ったものを振り返ると、そのほとんどが子育てのための道具で、自分のための投資的な買い物はほぼしていなかったみたいです。

そうはいいつつもでかい買い物はしていて、車を乗り換えました。前に「乗り換えないことにした」エントリを書いた後、結局レヴォーグに乗り換えました。

akagire.hatenablog.com

趣味性はありつつ子育てする上で容量を増やしたいという目的を達成できる車の中で、予算と嗜好性に合うクルマを選んだ結果です。

ただ、買って満足だったか?と言われると、不満に思うのは燃費ぐらいで、概ねポジティブという前置きはしつつも、ゴルフの方が良かったと感じる点の方が多い、というのが正直なところで、やや残念。。乗り換え後に長距離ドライブができていないこともあり、まだ測りかねている印象もあるので、評価は保留です。別途なんか書こうかなと思います。

iPhone15Pro

www.apple.com

3 年ぶりに更新しました。 12Pro からの買い替えのため、カメラがより出っ張りましたが、カメラの画質は順当進化といった感じ。12 Pro と比較するとやや軽くなったことと、平時は裸族運用に移行したため、手への負担や馴染みは格段に良くなった印象です。ケーブルも USB-C になり、東京出張時の荷物が減ったのも非常に嬉しいです。

ミュートトグルのショートカットボタン化もポジティブで、最初はデフォルトのミュートのオンオフで設定していましたが、ショートカットの起動をアサインしています。ショートカットで呼び出されるのはリストメニューで、その中にはミュートのオンオフ・Webサイトの読み上げ・AirPodsと接続などを入れていて、これがかなり便利です。

ただ、ベゼルが狭くなった副作用として、片手持ちをすると、親指の付け根が画面に触れることによる意図しないタイプやタップが行われることが増え、ややストレスに感じます。

ChatGPTへの課金

openai.com

画像入出力を試してみたくで課金した後、そのままにしていたのですが、結果的にはアイデアの壁打ち相手やちょっとしたタスクのアシスタントをやってもらえてます。

気負うことなく質問できる良き同僚・秘書を得たという感覚そのものが、自分のストレスをかなり下げてくれています。

こうも便利だと、やっぱり Chat GPT でなんか作ってみたい気持ちが沸々と湧いてきますね。

タカラトミーの株

www.takaratomy.co.jp

株主優待で年に1回トミカがもらえるので、それ目的で年始の時期に購入したのですが、その後は株価が順調に推移し、嬉しい誤算です。

子供がトミカを扱える3歳になった頃には、保有トミカも増えてるし、公式ECサイトの割引券も優待内容に含まれるため、プラレールとかを買うのに良さそうです(流石にレールはハードオフの中古を買おうかなとは思ってますが…)。

子供用品関連

今年は自分に対しての投資はこんなもので、子供向けのアイテムが多かった印象です。その中でも良かったものはこちら。

パンパース夜用オムツ

www.jp.pampers.com

10ヶ月くらいから、普通のオムツで寝かしつけると、朝にはおしっこの吸水容量を超えてしまい、肌着やシーツまで貫通していることが増え、かわいそうで導入。20時就寝から6時起床までの10時間をしっかりキープしてくれています。それでもたまに肌着は濡れてますが…こればっかりは睡眠時の姿勢やおしっこの量に依存するので、100%防げるものではないですね。。。

Alfred Camera (継続)

akagire.hatenablog.com

去年の買って良かったものにも入れてますが、監視カメラアプリです。ベビーカメラとして使っています。

お出かけ時のペットカメラとしても利用できるので、睡眠時・お出かけ時に得られる安心感が高く、QOLを上げてくれているので、今年もあえてランクインさせました。

カメラとして利用していた iPhone X のバッテリーが膨張してしまったので、代替としてメルカリで中古の Android(Xiaomi 9T) を7000円弱で購入して差し替えました。

これは余談ですが、バッテリーが死んだ iPhone X を廃棄しようと近所のケーズデンキに行ったら「二束三文かもですが、値段はつくと思うので」と「にこスマ」というサービスを紹介いただき、そこに買取を出したところ、なんと1.4万円の買取となりました!結果、7000円のプラスになってます。

まとめ

去年や一昨年と比べると、自分に対する挑戦的な買い物は減って、子育てを如何に楽にするか・負荷を下げるかという観点で購買を行なった1年でした。

独り身だったり子供のいなかった時期の生活では、自分の時間を学習や余暇に使えた(言い方を変えれば、身を粉にする覚悟さえあれば仕事も趣味もなんとかなった、さらに突っ込んだ言い方をすれば生活を一時的に捨てる事ができた)のですが、子育てをしている一介の父であるという大前提が自分のアイデンティティに加わったということで、その選択肢は取れない(取ってはいけない)ことになり、人生観が変化し、そのことがお金の使い方にも反映されていることを感じています。

来年も似たような結果になりそうですし、自分自身、子育てを楽しいと感じているので、それでいいかなと思っています。同僚や友人からは「つまらないやつになった」と思われてそうですが、それで一向に構わないとも思っています。

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買ってよかった2023