アウトドアでのアクティビティにつきものな自然との対峙。色々あれど、最もハードルが高く、自分ではなんともできないのが天気。。
特にこの夏休み期間は、自分が住んでいる仙台周辺の天候が安定しないこともあり、予定していたキャンプ・登山の予定を変更し続ける前半戦でした。
登山やツーリングのような命に関わるアクティビティを予定している場合は流石にいろいろと気をつけていて、無理しないというのが心情です(各方面に迷惑をかけたくないので)。
とはいえ、雨予報でもこれくらいなら大丈夫だな、とかそういう日もあるわけです。その見極めのために使っている諸サービスでも紹介して、潰れてしまった夏休み前半戦の供養にでもしようかと思います。
長期的な予報の確認
そもそも自分の性格上、1ヶ月以上先の旅行や遊びをする計画を立てることは稀なのですが、交通機関や宿泊施設など確保の観点から1ヶ月先の予報を参考にすることもあります。
その場合、そもそも1ヶ月予報を出しているサービスが限られるため、以下の情報を参考に、統合的に判断しています。
- 季節予報 (気象庁) www.jma.go.jp www.jma.go.jp
統計的に向こう1ヶ月の傾向を発表しています。 ちなみに、気象庁(やその情報をもとに報道しているマスコミの気象に関するニュース)で利用される地域区分が複数種類あるので、こちらの解説資料に則って把握する必要があります。 www.jma.go.jp
「北日本」や「東北地方」という言葉が混同して使われていた時、どこの話をしているのかは見極めておく必要があります。例えば、青森県だと津軽地域と下北・三八上北で区分が分かれているので、目的地に応じて確認すべき予報の内容は変わります。
- AccuWeather
出どころ不明情報ですが、1ヶ月先までの具体的な天候をちゃんと表示してくれているので、判断に迷うときはこちらも見ます。海外予報サイトなので、精度は高くないので、後述する2週間以上先のおおよその天候を把握したい時に使います。
中期的な予報の確認
以下の気象予報サービスでは、10日先の天気まで確認することができます。
- tenki.jp
ウェザーニュースは独自予報、tenki.jpは日本気象協会発表の公式予想となっています。双方の予報が一致しているときは大体変わることはないです。もちろん、台風が近づいている場合や、急に偏西風が蛇行した、みたいなことがあればどちらの予報サイトも急に予報が変わることがあります。
キャンセル料は最長で1週間前から発生するので、費用が発生する場合は日々ここの情報と睨めっこしながら2週間を過ごすことになります。
短期的な予報の確認
前日〜3日前の予報は、上記と同じくウェザーニュースとtenki.jpの情報に加え、気象庁の予報も加えて参考にします。
気象庁の予報は、1週間以内であれば信頼度まで表示してくれているので助かります。注意点としては、読めばわかりますが、晴れ予報でも、以下のような内容が書いてある場合は要注意です。
所により 夜のはじめ頃 まで 雨 で 雷を伴い 激しく 降る
お守りと同じで、大吉でも結構厳しいことが書いてある時があると思いますが、同じニュアンスで、急な天候の変化に注意します。
さらに、登山やキャンプ・ツーリングの場合は、山間部に滞在したり走行することになるので、こちらの予報サイトも確認しています。
特に登山となると、「里」の天気は良くても山の天気は悪かったり、その逆もあったりするので、単純な気象予報サイトだけを参考にすると、痛い目を見たりするのですが、このサイトはその山の登山適切度をA/B/Cの三段階で評価してくれます。最高ランクのAであれば、里の天気は良くなくても、山間部は風がなかったり、高層雲がないので頂上は晴れているということが大体判断できます。
高所の気温については、Windyが参考になります。指定の高度の風や気温の情報が確認できます。
リアルタイム(1時間後〜最短だと5分後の天気の確認)
最後に、実際に行動を始めた後の気象確認です。ここまでくると予想ではなく、実況データを見て、登山の場合は下山判断、ツーリングの場合は早期離脱を判断するために利用します。キャンプの場合は、撤収を判断するかどうかになりますが、設営が終わっていたら覚悟を決めます(流石に雷が鳴った場合はテントへの落雷の危険性があるので、荷物を残して東屋やビジターセンターに避難します)。
ツーリングは運転しながら、登山は圏外になることもあるので、常時予報サイトを確認するわけにはいかず。なので、空模様を定期的に確認し、不穏な兆候がないかを見極めることが必要になります。不穏な兆候とは具体的にこんなやつです。
- 進行方向に入道雲がある
- 急に冷たい風/突風が吹いてきた
- 霧が出てきた / 山肌を雲が登ってきた
- じめっとしてきた
- すれ違う車や登山者が濡れていたり雨具を装着している(登山の場合はすれ違う人に声かけて情報収集したりするし、ツーリング中であればバイク乗ってたっぽい人に声かけることもある)
- 道路・登山道が濡れている
- なんとなく頭が痛い、スマホ/登山時計の気圧が想定よりも下がっている
これらの兆候を察知したら、気象庁のナウキャストを確認します。
アニメーションで雨雲や雷雲の動きをある程度予測し、気にせず進んだほうがいいのか、撤退するほうがいいのか、その場に留まる(ビバーク)を判断します。
特に、登山中の雷雲の接近には注意が必要です。森林限界より高度が高い場所であれば、木や岩といった逃げ場がないためです。
引き返すことすら危険な場合は、金属製のものを外して雷雲が過ぎていくのを待つしかありません。非常に危険なので、そもそも発雷確率を確認し、確率が高い場合は登山を控えるといった危機回避が必要です。
とまぁ、こんな情報を使って、家を出るかどうかを判断してます。大体、ここに書いていることを気にしているような日は、大体天気が崩れるので、家にいるという結果になっていることが多いですね。。。
星を見る時
天体観測のような、雲の晴れ具合が重要なシチュエーションの時は、SCWというサービスを使っています。
航空祭とか飛行機の写真撮りたいとか、そういうシチュエーションでも使えると思います。
以上です。