あかぎれが痛い

お腹が痛い人のブログです。Techネタや旅行ネタ中心に書いてます。

Rails Girls にコーチとして参加した時に心がけたこと

このエントリは、Rails Girls Japan Advent Calendar 2018 20日目です。

まだ枠が空いていたのでねじ込ませていただきました…w

qiita.com

こんにちは。

2018年11月3日に開催した、Rails Girls Sendai 1stにコーチとして参加してきました。

railsgirls.com

イベントの様子については主催であるあのぶるさんのエントリをご覧いただくとして、こちらではコーチする上で心がけたことを振り返りつつつらつら書こうと思います。

blog.innotamago.com

予習

Okuraさんのアドベントカレンダーにもある通り、学習内容はGitHubで公開されています。なので、参加者と同じような気持ちで予習しました。herokuへのデプロイまでであれば1時間程度で進められました。

qiita.com

コーチに立候補しておきながら弱音を吐かせてもらうと、実は、Railsの実務経験が1年未満だったので、不安から始めた予習だったのですが、結果的には、難なく説明できるレベルまで持っていけました。素晴らしいドキュメントを用意いただいているスタッフと、スラスラと理解できる素晴らしいフレームワークに感謝です。 (一応MVCフレームワーク自体の経験はもっと長いです、念の為w)

初心に帰る

これはイベント前に実施したコーチMTGでEmoriさんとShimojuさんから話があったのですが「初歩的な質問がくる」という助言がありましたので、MVCとは?とか、Git・GitHubとの違いは(そもそもなに)?みたいな質問が来たら答えらえるようにしておきました。

これは当たり前といえば当たり前で、非エンジニア向けワークショップ付ITイベント全般に言えるToDoだと思います。ちなみに想定外だった質問としては、HTMLとCSSについて質問されました。(ドキュメントとスタイルを分ける理由を聞かれた時は感動しましたw)

補足

こういうことを書くと勘違いされそうなので、Rails Girlsに参加しようか迷っている方向けにもフォローさせてください。基礎的な質問は大歓迎です!むしろ「わからないけど恥ずかしいから様子を見よう…」よりは100倍良いです!!どんどん質問して、コーチを困らせてください。人に説明することがコーチ側の学習機会であり、コーチとしてRails Girlsに参加するインセンティブになっていますので(たぶん)、むしろその機会をどんどん与えてほしいです。

困った時は「おまじない」

丁寧に説明する努力を惜しみませんでしたが、それでも説明できないことはどうしてもありまして…例えば、Windows向けの手順に、sedを使った工程があります。「sedについて突っ込んだ質問が来たらどうやって説明したらいいんだ…」と、コーチ陣がざわめいたのを覚えています。結局sedについての質問はなかったようですが、どうしても説明しにくくて、Railsとは直接的に関係のない部分については おまじない として説明しました(自己弁護)。

同じ質問を受け入れる

Rails未経験だけどRubyはやったことがある、という人の方が少数派だと想いますし、全くの未経験の方であれば、そもそもターミナルの使い方から始まります。今日初めてターミナルを触った人に対して、Railsを触ってもらうためには、おまじないなどを使ってある程度までは押し進まないといけません。なので、当たり前のようについさっき実行したコマンドの意味がわからないということが発生します。とはいえ、今からやってもらう操作についてなるべく説明したほうがよいと考えていたので、推し進めながらも説明はします。なので、再度同じ操作をする際(例えばgitでcommitとかpushするとかです)に、「これって何のためにやってるんでしたっけ?」という質問が飛んでくんですが、これはもう当たり前に発生するので、再度同じ説明をすると「さっき同じこと説明していましたね・・・」と無事思い出してもらえました。

私は反復学習こそが最も効果的な学習方法だと思っているので、同じ質問を投げかけられても、知識を飲み込んでいる最中なのだと理解し、暖かく見守りました。

図解

込み入ったことは言葉で伝えるよりも卓上ホワイトボードを使って説明するように意識しました。これは、みんなのウェディングの松久さんのアドカレでも言及されていますね。

note.mu

対等であることを常に意識する

最も大事なことだと思います。そもそもコーチだから偉いみたいなことはないです。

まとめ

振り返ると

心がけた事自体は、ここに書いてあることとほぼ同じだったりします。

コーチとして参加して得られた知見

当時は一般的な会社で言うところのチームリーダーポジションで仕事をさせてもらっていたのですが、新規メンバーのジョイン直後ということもあり体力的にも精神的にも難がある時期でした。そんな時に、非エンジニアの人と会話ができたことで、新規メンバーへのレクチャーに対して非常に大きなフィードバックを得ることができました。参加して本当に良かったなと思っています。

Rails Girlsに参加しようか迷っている方へ

東京では未経験者もある程度訪れたと伺っていたので、私としては、もっと未経験の人がたくさん来るだろうという心構えでした。ところが仙台のRails Girlsについては、経験者が多かったなぁという印象が強く(非エンジニアだけどデザイナーだったり、未経験者として申し込まれていたけど実は別なプログラム言語を触ったことがあるとか)、もう少し幅広い層の人にRails Girlsに参加してほしかったです。Rails Girlsでは未経験者歓迎な体制ができている(ところがほとんど)だと思うので、ちょっとでも興味があって、時間が合うようでしたら、是非お近くのイベントに参加してほしいです。このエントリを書いている時点での直近の次回は、1月の神戸ですね。

railsgirls.com

ここ最近増えているエンジニア系のオンライン塾はそこそこ良いお値段ですが、Rails Girlsはなんと無料ですので、是非この機会をお見逃しなく!

仙台2ndがあれば、またコーチ立候補させてください🙇‍♂️

それでは。