あかぎれが痛い

お腹が痛い人のブログです。Techネタや旅行ネタ中心に書いてます。

単純な日記を書く場所がネット上から消えた

rebuild.fm を聞いていて、Zaimの閑歳さんがmixiで非公開のブログを書いているという話を聞いて心震えるものがあった。

rebuild.fm

今更ながら、今はブログサービスが群雄割拠で、はてブロもそうだし、Facebookだってちゃんと日記書こうとすれば使えるし、noteなんて有料で日記書いても読んでくれる人がいるかもしれない。自分が登山する際に使っているサービスのYAMAPだって、活動記録は実質的に日記の体で公開されるので、ある意味で日記だ。Twitterも、当時はブログとは思っていなかったけど、今はマイクロブログの先駆けとして扱われる。そんな中、mixiは衰退してしまった(エピソードを聞く限り、ぜんぜんそんなことはなさそうだけど)。

一昔前の話をすると、自分がTwitterを初めたのが2008年頃だった。mixiの中でTwitterがぶちバズりして、いろんなマイミクさんがTwitterに流れた。当時はmixiに400文字ぐらいの日記を3日に1回程度書いて公開しておけばとりあえずOKみたいな感じで使っていたが、Twitterに人が集まり出してからは、リアルタイム性の高い情報はTwitter、今日1日の総括はmixiみたいな感じで使い分けしてたと思う(あとはmixiコミュニティの書き込みを読み漁ったり)。

当時使っていたmixiTwitterは、大半が新卒で入社した会社の出来事を書いており、会社への恨み節も書いていたと記憶している。自分みたいな世間知らずがSNSに会社の愚痴を書き、全体公開にしていた。 そして退職時のすったもんだの時に、社長にアカウントがバレてしまい、mixiTwitterもアカウントを作り直した。そのタイミングで、高校からの知り合いやmixiの初期の頃に知り合った本名も顔もしらない人との繋がりは絶たれてしまった。

結果として黒歴史を葬ることができたが、今となっては当時何をしていたのか・何を思っていたのかを確認する術がなくなってしまったことを少し後悔している。

宮川さんみたいに、全記事を非公開にしてアカウントはそのままにしておけばよかったんだよ…Twitterだってツイート全消しすればよかったんだ、そういう方法が考えられなくなるほど、当時の自分は病んでいたんだと思う(そもそも、今思えば垢バレしてたことすら妄想だったかもしれない)。

そして、23日に気仙沼へツーリングへ行った最中にこのPodcastを聴いたのがいろんなこととリンクしてしまったのがこのエントリを描こうと思い立ったきっかけ。 仙台に引っ越してから4年目だが、気仙沼に行くのは移住後は初めて、移住前も実家の山形に住んでいたときに親と塩釜まで行った時に立ち寄ったことがあるくらいで、人生で2回目の気仙沼だった。にもかかわらず、気仙沼港にものすごい既視感を感じた。

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蜂ヶ崎の展望台からみた気仙沼

まぁ、朝ドラ視聴者なのでそれも関係あるかもしれない。マッサンあたりから、旅行中じゃない限りは全エピソードを見る朝の習慣ができてしまった。あまちゃんは、まだいろいろ飲み込めてなくて、見れなかった気がする(そもそも通勤が辛くてやばい時期だったから見たくても見れなかった気もしなくもない。府中の職場の食堂で8:15から朝ドラが見れなくなるのかぁと考えていたこともある気がする)。

話が逸れた。Twitterアカウントを作り直したのが2011年4月頃。東日本大震災のあった直後で、それ以前と以降では日本のネットの空気感がガラッと変わってしまったのはインターネット老人会に所属している紳士淑女の方々ならご存知の通りだ。

2011年以前のネットの空気感を知りたくなることがある。それは自分にとって震災がなかった未来を知りたくなることなのかもしれない。

起きてしまったことを無かったことにはできない。今やTwitterのない世界も想像できない。 でも、どうでもいい日記を書くことは今だってできる。問題は長文を書くことをしなくなった今、これを習慣化できるかどうかだけど、またやってみようと思う。別に他人に読んで欲しいわけでもないので、敬語は使わない(他人に読んで欲しいブログは敬語。これは今後も続ける)。

そりゃ価値あるアウトプットだけを出そうとしたら、心が萎れていくじゃないですか。人間活動の2/3くらいは価値なくていいと思う。 それに、自分が考えていることを少し長文でまとめるくらいのことはしておかないと、いざ価値あるアウトプットを出そうとした時に、できなくなると思う。。このエントリも、数日後に読み返すと変な文章になっているのかもしれないが、それはそれで。

あーキャンプ行きたい。