あかぎれが痛い

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平成29年度の難病医療費等助成制度の申請をしてきた

こんにちは。

先日受けた大腸検査の結果を聞いてきました。まぁ、相変わらず軽症ながらも潰瘍性大腸炎の所見がバッチリあり、生検も陽性ということでしたので、難病医療費等助成制度の申請(更新)をしてきました。
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難病医療費助成制度のご案内(対象疾病、助成内容、指定医療機関一覧、指定医一覧等) 東京都福祉保健局

助成申請が通った場合は、申請した病気に関する医療費は2割負担となり、尚且つ負担月額に上限がかかります(額は所得に応じる)。

2014年までは、特定疾患の患者と認められれば、症状の重い軽いによらず医療費は2割負担で、自己負担に上限はありませんでしたが、投薬代は自己負担なし(つまり薬代が無料)でした。
2015年の制度変更に伴い、軽症患者は申請が通らないことになりましたが、すでに認定を受けていた人には2年間の経過措置がかかり、更新の場合は軽症でも申請できることになりました。
去年その経過措置が終りましたが、結局、軽症の場合でも10割負担時の医療費が33,330円以上の月が3ヶ月以上発生している場合は、軽症でも医療費の自己負担が大きいということで、新規でも申請できるようになったみたいですね(2015~2016年に申請しようとした軽症患者の救済措置があったのかはわかりません。結局軽症でも申請できたのかもしれません)。
※重症かつ長期治療(申請12ヶ月以内に5万円を超える月が6ヶ月以上)の場合は、もっと手厚い保障を受けられます。

この制度変更、自己負担が増えるということで一部で議論にはなっていましたが、対象の病気が増えたので、トータルで考えたらいい法改正だったと思ってます。難病だけじゃなくて老人の医療費負担にも手を入れろやって感想は残りますが。あと厚労省の制変資料では高額の定義が33,300円/月になってるが、申請時はやはり33,330円だったので、変わったんですかね。

申請は、自分の住民票を置く自治体の管轄になってる保健所で行います。わたしは三鷹市民なので、市役所で手続きしてきました。更新の場合の手続きは、5月頃に届く更新用紙に必要項目を記入し、医師の診断書を添付するだけです。(新規の場合も、窓口に行くと申請用紙をもらえると思います)

書類に不備がなければ時間はかかりません。しかし今年で経過措置が終わるとか、7月中に申請すると今年分の有効期限が切れる前に認定証(難病用の保険証)が届くからか、平日にもかかわらず窓口には行列ができてました…。

私は特定疾患7年目と慣れたもので、書類をサクッと提出して終わりです。申請には所得証明が必要ですが、今回マイナンバー付で申請したので、来年からは不要になるみたいです。てか行政権限で自動で紐付けしてほしいものですが、いろんな人がいるのでオプトインなんでしょう。

この手当、社会保障の取り崩しが始まったら、真っ先に手を付けされそうなのでいろいろ思うところはありますが、利用できるうちはしっかり使わせていただきます。

とにかく、こんな手当を使うことがこないように、長時間労働とかストレスで体が耐えられなくなる前に仕事や学校は辞めるなり異動するなりすべきでしょう。私のように、新卒入社数年で発症した結果、一生足かせがついて回ることになりました。健康だったら毎月自由に使えるお金が多かった計算です。加えて、毎月の通院にかかる時間や大腸検査を受ける時間、身体的・精神的な負担などお金では測れない点も考えれば、どれだけ健康でいることが大事かがわかると思います。もっと仕事に対しても積極的になれたり、転職してスキルをつけて、年収も上がっていたかもしれません。とにかく、難病になって思うことは、社会的に失うものが多すぎました。

愚痴になってしまいましたが、早くゴミの掃き溜めみたいな会社が適切に沙汰される健全な社会になるといいですね。もっとも、医療が発展して、この病気が完治できる日が来ることの方が早いかもしれません。


それでは。